首都圏へのアクセスがよく、ショッピングモールやレストランも充実する海老名。でも魅力はそれだけではありません。実は、車を30分程走らせれば、山も海も楽しめるのです。
今日の気分次第で、どちらを選んでも良し!
盛りだくさんじゃなくていい。海老名らしい、程よい大人のショートトリップをご紹介!
「今日の気分は海!ちょっと大磯まで行きましょうか!」
今回のリポーターは、親戚が住む海老名には昔から親しみを感じているという上島亜紀さん。料理家だけに、海老名にある老舗酒造や、いちごが名産ということもよくご存じです。さて、今回は仲良しメンバーでおいしいものを食べにさくっと大磯までドライブ!
11:30 ビナガーデンズ内にあるローソンをスタート
行ってきまーす!
【ルート(寄り道の場合は約50分・海老名・大磯直行の場合は約36分)】
県道40号 から県道46号に入り「JAさがみ わいわい市寒川店」に寄る
産業道路/県道46号から柳島(交差点)を通り、国道134号 に入る
大磯駅入口(交差点)を直進して県道610号に入る
大磯駅到着 駅周辺の駐車場に駐車
11:50 「JAさがみ わいわい市寒川店」到着
地元の新鮮野菜や果物に加えて、花や野菜の苗も買える。地元や近郊からも人が訪れる大人気の農産物直売所。
お花がきれいね~
本当!亜紀さんの服と同じ黄色はいかが?(笑)
かわいい~
店内も食材がたくさんでテンション上がる~
旬ものも、乾物や加工品もいろいろあるから、ハマっちゃうね。
う、うん、ちょっと落ち着こう。家のストックを思い出しながら……(笑)
この白いはつか大根、みずみずしくて立派ね。今晩のサラダにしようかな。
12:10 「JAさがみ わいわい市寒川店」を出発
しっかり買い出ししちゃったね。(笑)
さあ、大磯に向かいましょう!
(道中の車窓から)富士山がくっきり!日本を代表するだけにやっぱり美しい姿ね。
12:35 大磯駅着・散策開始
お腹がすいたからまずはランチしましょう!
亜紀さん、細い路地に入ってどこいくの?行き止まりみたいだけど……。
じゃーん!アメリカ出身のリーさんが作る天然酵母のパンやさんへ。
びっくり。表からだと見過ごしちゃうね。知る人ぞ知る的なお店だわ。
パンの焼けるいい香り~。古い建物も素敵。
バナナマフィンやキャロットパン、いろいろ頼んでみんなでシェアしましょ。
お隣のカフェは紅茶専門なのね。
ダージリンで最も有名な茶園なキャッスルトンの紅茶も扱っています。紅茶にはそれぞれ特徴があるので香りから選ぶのもいいですよ。
華やかさがあったり、甘い香りだったり、こうやって匂ってみるとけっこう違うものですね。
お天気がいいから、外でランチが気持ちいいね。
ほんと。ゆったりした気持ちになるわ~
アイスティに、クロックムッシュもおいしいわよ。
リーさんのパンはカルダモンやアニスなどスパイスが効いていますね。食感がもっちりしてオリジナリティを感じます。
そうなの。日本に来て長いけれど、こういうパンはなかった。20年パン作りをしていますが、ここでは私が食べたいものを作っています。グルテンフリーのパンもありますよ。
ファンが多いのがわかるわ~。
カフェのお向かいは「GALLERY お風呂場」って書いてあるね。
面白い小物が並んでいるよ。
ここは昔、お風呂場だったんですって。いまはいろんな作家の人たち発表する場になっているそう。
母屋のほうはその昔、吉田茂元首相の番記者たちが集う飲み屋さんだったそうよ。
大磯は歴代の総理大臣が自宅や別荘地として住んでいた町だものね。
随所に昭和の香りがする。(笑)
いまは大磯に関連のある作家の手仕事を扱ったお店になっていて、欲しくなるものがいっぱいあるわ。
活版印刷の機械もレトロ感が素敵。
これいまも使えるんです。ここでは活版で名刺も作ることができますよ。
ちょうど新しく名刺を作りなおそうとしていたので、今度ご相談させてください!
鴫立庵脇道から海岸へ
鴫立庵の脇の道から海に寄りましょう。ここからだと海に行きやすいのよ。
海も空も広―い!
今日はちょっと風が強いけれど、気持ちいいね。
東海道松並木と伊藤博文邸の滄浪閣の碑
ここからは歴史散歩~。
400年の歴史道、東海道の松並木ね。
どれだけの旅人が歩いたのか。松並木は変わらずとも景色はぜんぜん違っていたでしょうね。
ここが、伊藤博文が住んでいた滄浪閣(そうろうかく)跡ね。
旧島崎藤村邸
そして島崎藤村が住んでいた家もあるのね。
~流れ寄る 椰子の実一つ♪
15:00 さくっと軽食
行ってみたかったところがあるので、ちょっと寄って帰りましょう。
こんにちは。
五十嵐さんは、鎌倉のワインバル「Beau Temps(ボータン)」のシェフも経験されているから楽しみだったの。 今日のおすすめ料理をお願いします。
では、時間がかからないもので「大根と柿のピクルス」。それから「香箱ガニのタルトフランベ」、「牡蠣のチャウダーとじゃがいものフリット」にしましょう。
ピクルスに大根と柿の組み合わせが面白い。酸味が程よくて食べやすいですね。
香箱ガニだなんて珍しい。この風味!磯の味わいがふわっとして何とも言えないおいしさ~
そういえば、パン屋のリーさんが牡蠣のチャウダーがおいしかったから、おススメって言っていたよ。
自分ではなかなか作れない小皿料理で「ちょっと一杯」という感じがいいよね。
「大根と柿のピクルス」(右下)。「香箱ガニのタルトフランベ」(奥)。「牡蠣のチャウダーとじゃがいものフリット」(左下)
ここは自然派ワインにこだわっているから、それも魅力的。
私は運転だから、残念だけれどノンアルコールで。(笑)
カンパーイ!
15:40 帰路へ 16:20ビナガーデンズ内にあるローソンに到着
おいしいものを食べて、おしゃべりをたくさんして、文化も自然も満喫できる。そんな充実した半日をさらりと過ごせるなんて、本当に嬉しい。このルート、病みつきになりそうです。