首都圏へのアクセスがよく、ショッピングモールやレストランも充実する海老名。でも魅力はそれだけではありません。
実は、車を30分程走らせれば、山も海も楽しめるのです。
今日の気分次第で、どちらを選んでも良し!
盛りだくさんじゃなくていい。海老名らしい、程よい大人のショートトリップをご紹介!
「今日の気分は山!ちょっと高尾山まで行きましょうか!」
今回のリポーターは、相鉄線いずみ中央に住んでいた頃、海老名のショッピングモールによく通ったという笹田恵子さんとお嬢さまの華純さんが登場です。年間登山者数260万人を数えるというパワースポット高尾山にいってきます!
13:00 ビナガーデンズ内にあるローソンをスタート
出発!
安全運転でね~
【ルート(約30分)】
海老名ICから、
首都圏中央連絡自動車道/国道468号 に入る
高尾山ICで降りて甲州街道/国道20号 に入る
高尾山口駅到着
高尾山入口周辺の駐車場に駐車。
13:40 高尾山入口
ケーブルカーの清滝駅までの道は、両サイドにお煎餅やお団子、蕎麦屋など風情のある店が並んでいます。
わぁ、香ばしい匂い。お煎餅買っちゃおう。
じゃあ、私はお饅頭にしようかな。
スケッチしに来る人もいるのね。
山の風景だけでなく、参道の賑わいも絵になるものね。さて、頂上を目指しましょうか。
準備万端、登山スタイルで来ましたよ!
うふふ。今日はケーブルカーを使います。大人の軽やかなショートトリップですから。(笑) あなたたちが小さいころも、ガッツリ登山派のお父さんが「足で登るんだ!」って、我が家ではリフトもケーブルカーも禁止だったからね。(苦笑)
あはは。確かに。私はお父さんに似て、アスリート気質だから全然大丈夫だけど。(笑)
ケーブルカーが来た!来た!
お母さんの喜びようが笑える。
だって、念願だもの!
清滝駅(標高201m)からケーブルカーの高尾山駅(標高472m)は片道6分。最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配だそうです。
わー!森林が深くなっていく。
ケーブルカーがこんなに楽だったとは。(笑)
やっぱり空気が違うね~。ケーブルカー降りたところで標高476m。599mの山頂をめざしましょう。
ここまで楽できたから、頑張るわ。
14:00 散策開始
と言いつつ、お茶屋さんがあるから寄っていこうよ。(笑)
日本昔話に出てきそうなお茶屋さんね。
さあ、頂上めざしますよ!
はい!高尾山はルートによって登山レベルが違うから、気軽に楽しめるコースがあるのはいいわね。
樹齢450年のたこ杉だって。
なるほど、本当に足がたこみたい。すごいねえ。
もう少し先に、108段階段がある男坂を上るか、ゆるい坂の女坂を上がるか分かれ道があるって。
むむむ。男坂、あの階段ね。108段とは煩悩の数。
でも先にきつい道を頑張るほうが、帰りが楽かもしれないよ。
お母さん。大丈夫?
だ、大丈夫よ。(まだ、半分以上ある…)。苦労を乗り越えられるよう、一歩一歩踏み超えながらのぼるようにって書いてあったわ。
いぇーい!108段達成!
ふぅ~、頑張れた!
天狗の腰掛杉はたこ杉よりもっと長い樹齢700年!
あのあたりとかあそこに、天狗が座ってそうね。
高尾山コースの1号路・3号路で通る薬王院は、真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。行基によって天平16年(744年)に開山されました。天狗信仰でも知られ、至る所に天狗様が見られます。
六根石。縦に石車を回すと心も体も浄化できるらしいよ。あ、けっこう重い!
*六根石とは、六根とは、眼(見る)・耳(聞く)・鼻(嗅ぐ)・舌(味わう)・身(感触)・意(心)を表し、日々の生活で煩悩にまみれた六根を浄める(六根清浄)ことができると言われています。
薬王院の大本坊では精進料理をいただくことができるんですって。
ここにも天狗様がいるね。
薬王院を抜けての登山はさらにご利益がある感じね。
本当、終盤頑張れるわ!
15時00分 山頂到着
高尾山山頂に到着しましたぁ!!
高尾山来たのって小さいころだから15年以上かな。歩きながら、少しずつ記憶がよみがえってくる感じだったよ。
あの時はお姉ちゃんもいたし、お父さん以外はスニーカーだったからつるつる滑っちゃって大変だったなあ。なのにお父さんは容赦なく「さっさと登らないと日が暮れるぞ!」って体育会系だった。(笑)
でも高尾山だったら気楽に山登りを楽しめるね。
そうね。とっても気持ちよかった。
下山はもちろん女坂!
下りのケーブルカーは急勾配なのがよくわかるね。
つかまっていないと体がまえのめりになっちゃう。
それにしてもやっぱり楽だ~(笑)
切符切りが懐かしいわ。普通の電車も昔はこうだったのよ。
今は自動改札だものね。切り口が行きと帰りで違うのがかわいいね。
各駅ではさみの形が違っていたのよ。
15:30 下山 お土産屋さん巡り
そうそう、高尾にクラフトビールがあるって聞いてたの!
さすが、華純はクラフトビール好きだものね。
ブルワリーも近くにあるみたいだけれど、清滝駅並びのお土産屋さんにもありました!
運転で飲めないから、帰って楽しみましょうね。
そのために折り畳みクーラーボックスを持ってきたもーん!
用意がいい!(笑)
お腹すいたから、隠れ家的なお蕎麦屋さんに行きましょう。
行こう!行こう!
16:00 蕎麦と杜々へ移動(車で10分)
お母さん、よく知っていたね~。高尾山口駅から遠くないのに、本当に隠れ家だわ。
お友達から聞いたことがあって、行ってみたいなあと思っていたの。
中のお部屋には現代アートが飾ってあるし、モダンね。
お蕎麦の前に出し巻き玉子を。とってもきれいな色ね。
ふわっふわでお出汁の加減も優しいね、おいしい~
天せいろが来ましたよ~。お野菜のボリュームもたっぷり!
お蕎麦が艶つやね。
(「蕎麦と杜々」の店主、石井智也さんに向かって) ここのお蕎麦はどういう特徴があるんですか?
(照れながら)ここで8年蕎麦を作っていますが、毎日粉を挽いています。気候によって粉の状態が変わるので、自分の感覚で粉の質をみながら打っています。真夏のときはつるつるっとのど越しを楽しんでいただけるように細めに、新そばの秋はゆっくり味をかみしめられるよう少し厚めに打っていす。
なんと丁寧。私、うどん作りにはまっていたことがありますが、奥深いですね。
天せいろは野菜がたっぷりですね。
地元の八王子の野菜は種類も多くて、味もしっかりしていますよ。あと、大和芋をたっぷりつかったとろろも蕎麦に合わせて出しています。
16:40 帰路へ
おいしいお蕎麦も満喫して、リフレッシュできたわ。
車だから、なんだかしっかりおしゃべりもできたね。家だとテレビ見ながらになっちゃうものね。
17:20 ビナガーデンズ内にあるローソンに到着
半日でこんなにたっぷり楽しめて、しかも、「行っちゃおうか」的に気軽に高尾山に行けるなんて、ものすごく得した気分になれました!海老名って最高!